【60話】パイルドライバー
小学校から喘息持ちで喰ったモノをすぐに吐くので入学時の体重は13kg1年生なのになぜか6年生の集団による非常ないじめに遭うことになる
中学校でも相変わらずで、体育を休んで女子のパンツを集めるのが趣味になり、当然バレていじめられる
しかし勉強は馬鹿中学とはいえトップレベルだったので
県内屈指の進学校に入学、そこで勉強でも落ちこぼれる
2年の頃人生初めてのパイルドライバーを板敷きの上で喰らい3ヶ月間入院なぜか留年となる
マーチレベルの大学に潜り込み適当に単位を取りゼミは拒否、引きこもる
この頃俺を苛めた連中が無性に思い返されて復讐のために筋トレを行うようになる
苦痛のバイト代は全てサプリメントとジム代に充て、スクワット180kgに達した頃作戦決行
焼肉屋の息子をに後ろから声をかけ振り向いたところを
後ろ蹴りでカウンター多分これでアバラを粉砕する
その後も踵踏みなど死んでもおかしくない暴行を散々加えて普通に御用大学は除籍となる
2年の服役後普通に就職活動を始め、素性を隠し魚市場に役立たずとして勤めるが
前科持ちであることを知っている奴がバイトで現れて逃げるように3ヶ月でやめる、以後無職
親の金でゴールドジムとサプリメントだけは欠かさず、肉体はコンテストビルダー級
しかし頭脳は池沼レベルでこの先の復帰はバイトですら無理だと思われます
黙って俺のジム代を出す親の背中が小さく見える中俺の大胸筋はますます肥大しています
パイルドライバーではなく中学校の頃のいじめリーダーが焼肉屋の息子
まぁ暴力は毎日でありきたりな自殺級の暴力
あとはクラス全員の前で割礼されそうになったかな
復讐しようと思ったのは多分他に考えることが無かったのと
「俺がこんな風なのは全てあいつのせいだ」という恨みからだと思う
そいつとパイルどっち殺るかは最後まで迷ったが
焼肉屋の方が調理師免許取って独立、ラーメン屋を開く準備をしていると聞きつけて
幸福の出鼻から一気に地獄へ落差を味わわせてやりたいと思い彼を採用致しました
ボクシングをやっていた(嘘かも知れんが)と聞いていたが所詮60kg程度の雑魚
家の近くで待ち伏せて「ねぇねぇ、○坂君」って言ったら「え?」とか言って振り返ったので
あとは後ろ蹴りで吹っ飛ばして踏んで、下が砂利だったから石喰わせて顔面踏んだり
膝も思いっきり踏んだから両方壊れたみたいだし、我ながら頑張ったよ
結局焼肉屋の息子はラーメン屋を断念して親を継いだけど、それも潰れた
俺より不幸だといいな
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