本当にあった復讐の話

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【232話】あるきっかけで俺だけいじめの標的にされた。

俺にとっては小5のときのが修羅場。
4年のころまではいじめなんてなかったんだけど、上に上がってからが大変だった。

4年まで違うクラスだったヤツが5年で一緒になった。
そいつ(仮にAとします)がものすごい自由でクラスのボス的なヤツで、授業中も誰かに命令して馬乗りしたり、女子の目の前でω出されたりしていた。

そのときは俺だけが標的じゃなくてクラス全員が標的だったのが幸い。
で、あるきっかけで俺だけ標的にされた。
いつものようにAが授業中に俺に馬になれといってきたので渋々馬に。
そこにAが乗って教室を徘徊。
Aがもっと馬らしくしろというのでロデオみたいに暴れたら
Aが後ろに倒れロッカーに頭激突。

長くなりそうなので簡略化するけど
・Aキレる
・俺殴る蹴る等される
・俺泣いて助けもとめるが皆見てみぬふり
・そこから半年くらい俺だけ標的
で、ここまでが前置き。

冬、教室のベランダに夏用の体操着でAに締め出される。
俺は窓叩いて入れてと叫ぶが誰も聞かない。
で、何回も叩いているうちに叩く力が強くなっていき、ここで俺何かが切れたんだと思う

窓ガラス割っちゃったんだよね。

もちろん素手ガラス割ったもんだから腕から血が流れてるわけ。
教室中、俺の姿見てパニック。
教師が心配して駆け寄ってきたが、いままで見て見ぬふりだった教師に、血まみれの手を口に突っ込んだ。
このときガラスがまだ手に刺さったままだったから、教師の舌、ガラスで切っちゃた(少しだけどね)。
教師泣いて教室から飛び出していった。
そのあと脅えるAに寄っていって、その手で顔に手を当て、そのまま一気に手を引いた。
Aの頬、ガラスで切れる。A泣く。

で、俺何食わぬ顔で保健室へ。
保健のおばちゃんに、
俺「ガラスで切ったんで見てください」
おばちゃんびっくりしてたよ。

病院行って診察してもらったら、少しずれてたら動脈切れてたってのが最大の修羅場かな。

その後だけど、Aは中学上がるまで引きこもり。
中学に顔出すようになってから、Aがいる前で
俺「いじめしてたときの傷は治ったのか?ああ、まだ残ってるな
ごめんな、お前が俺のこといじめてたせいで、こんな傷残しちまって」
って周りに聞こえるように話してたら、次の日には学校来なくなってたわ。

教師は学校からいなくなってた。飛ばされたのかクビになったかは知らんが。

クラスのやつらからは少しずつだけど話しかけてくれるようになったよ。
力関係はなくなったよ。Aさえいなきゃそんな関係はなかったから。

そんくらいで不登校になるくらいだったら、最初からいじめしなきゃいい話。

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