【82話】裁縫
姑と旦那の姉はワンピースとかスカートジャケットなどの服を私に作らせる作るのが好きだからそういう勉強をしたし、だから作る分には文句はない
だけど、生地代やボタン代、服を作るにはその他色々いるんだけど一回も払ったことがない
ありがとうもなくて作った服にどっかしらケチをつける
旦那に言っても作れる腕がある人が近くにいたらそりゃあ作ってもらいたいだろ
生地代くらいケチケチするなよと話にならない
礼がないことを言っても照れくさいんだよそういうのと適当なことばかり
せっかく作った服も適当にすぐ人にあげたりする
もういい加減うんざりしてた
涼しくなってきたからと上着を頼まれたんだけど
実家の母の具合が悪くてちょくちょく様子見に帰ってるのですぐには出来ません、って言ったら
役に立たない、出来の悪い服でも我慢して着てるのに、みたいなことを
もっといやみったらしく言われた
そうだよ、色々直してもらいたい所があっても言わずに黙って着てるのに
さーっと布裁ってさ、ミシンでガーって作ればいいじゃんと旦那にも言われた
そこでなんか私のどっかがキレた
我慢してまで着てもらわなくていいですよ、とこれまで三人に作った服を
全部ハサミで小間切れにした近所のお友達にあげた服も知ってる限りの家に訪ねて行って
「出来の悪い服を我慢して着てるって言われました。そんな不良品を着ていただくのは申し訳ないので引き取らせてください」
って言って、車の中で全部小間切れにした
ケータイにメールと着信がすごかったけど着拒した
もう絶対あの家には戻らないと思った
それがお昼過ぎ
さっき実家に電話したら父と母が帰ってこいって言うので帰ろうと思う
姑や旦那から電話が行っていたようだった
具合悪いのに心配かけてごめんとたくさん謝ったけど
反対に両親に謝られてみんなで少し泣いてしまった
ミシンや生地はもしかしたら捨てられたり壊されたりしてるかもしれないけど
あの人たちを捨てられるんなら惜しくないと思う
話を聞いて家に呼んでくれた友達が書き込んでみれば、と言うので書き込んでみました
なんかよく分からない所があるかもしれませんが書いて少しはスッキリした
文字にするとちょっと落ち着くね
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