本当にあった復讐の話

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【392話】姉の元彼に復讐したがそれを姉は知らない

スペック
私、アラサー。女。

姉、私の双子の姉。女。

姉の元彼、31。復讐相手。

ちょいちょい書いていきます。

簡単に姉説明。
男運が本当に悪いです(笑)

今までの彼氏達といったら、よくも一人でそれだけの人達を相手にしてきたな、というくらいひどい。

その愚痴を毎回聞かされていたのはもちろん私でした。
簡単に姉の元彼一覧。
車にほとんどの生活費をつぎ込む走り屋もどきな男。
歯医者の息子でマザコンでアレが小さく背も低い男。
少年院上がりのお肌にお洋服描いてる大工な男。
あと何人か。

今回の復讐相手はコイツ。
Aとしよう。
31の身長185センチ、ガソスタで働く男だ。

姉とAの出会いは合コン。
姉の知り合いがグ■ーの出会い厨で数合わせによばれただけ。
ただ酒についていっただけなのに、知り合いは付き合わずに姉とAが意気投合した模様。

合コンの頭数とはいえ、ウキウキしていた姉はとても楽しそうだった。
前の男が前の男だけに。
家も2つ隣の町という事もあり、仕事帰りなどよく会っていたようだ。
午前に帰ってくる事もしばしば。
毎日のようにそれが続いたので多少呆れたが、それまで辛い思いをした姉だしと私はあまり追及しなかった。
よく家にも遊びにきたし、私とも遊んでくれる人でした。
ゲームとかDVDとかな。
私は遠慮していたのですが、一緒に遊ぼうと言ってくれたし姉もいいよって感じだったので3回に1回は一緒に遊んでいました。
もちろん家に遊びにきた時だけです。
ちなみに私と姉は同部屋なので、私の部屋でもあるのでね(笑)
で、まぁよく笑う男で遊んでる分には楽しい奴だなって思ってたわけですよ。
でも一ヶ月過ぎたくらいかな。
様子がおかしい事に気づいた。
そのきっかけは姉が私にお金を貸して、との一言から。
姉はお金とかキッチリする人。
そんな姉がお金貸してとか言うもんだから不信に思ったのね。
得に大きな買い物してるわけじゃないし、なんでだろうなって。
車検とかあったからちょっと余裕ないのかな、くらい思ってあまり追及はしなかった。
その時貸したお金は1万円。
当時、私は仕事をやめて家事をしていたから無職。
父が鬱で入院し、母もジムで転んで腰骨折して入院、祖母の介護もあって家事を引き受けたのさ。
そんな私にお金借りるなんてどんだけだ、とちょっぴり思った。

姉とAはそれからもよく会い、遊んでいた。
家に遊びに来る時はスナック菓子など皆で食べれるものを買ってくるA。
しだいに夜飯を家で食べるようになった。
週に2回くらいな。ちなみに作るの私。
小食だし問題なかったけど、よく家にいるからぶっちゃけ言うと狭苦しい感じもした。
自分の部屋なのにくつろげねー、みたいな。

そんなこんなで2ヶ月過ぎたあたりに姉との会話中に色々知ってしまった。
Aはバツイチの子持ちだという事。
これには驚いたが、こんなのは序章に過ぎなかったのです。

Aの過去がすごかった。
まずバツイチって事で離婚したのは約半年前。
子供は1歳で奥さんの親権となった。
原因は奥さんの浮気。これにキレたAは離婚に踏み切ったのだが、親権は絶対にとれなかった。
それは金がないからだ。
Aは金融のブラックリストにのる男だったのです。
それはまず置いておいて、Aの離婚後ね。
奥さんの浮気という事で慰謝料などはなかったが、養育費を3年だか5年だか、うろ覚えだが毎月2万払うというもの。
それでケリがついたものの、住む場所がなくなったA。
住んでいたアパートは奥さんの母親が用意してて家賃も母親持ちだったみたい。
Aの両親も離婚していたため長年連絡とってなかった父親の元に転がり込んだ。
だがAの父親も自己破産をしていてかなり苦しい生活をしているとの事でした。

当時は「そうなんだ」くらいで聞き流してた。
でもこの金がないっていうのがひっかかった。
もしかして姉が私にお金を借りたのはこういう事情があるからか、と。
しかしそちらの事情はそちらの事情。

と、うまくいくはずもなかった。
Aは姉に金の無心をするようになっていっていた。
最初はタバコや食事代。
それからケータイ代。
ケータイは自分で借りれないから姉名義で借りていたA。
節約すりゃいいのに仲間とかいう友達とよく電話していた。
もちろん姉も絶対返してねとのことで貸していたが、返ってきたのは数回らしい。
この時点で約5万くらいだ。

そしてAはギャンブル好きというのもあった。
私はこれを知ってAを思い切り嫌いになった。
それはAは姉に返す金をギャンブルで倍にしてから余裕を持って返すという方法をとっていたからだ。
かなりの馬鹿である(`×´) プンプン!!
Aのギャンブル、パチンコ好きには参った。
給料が出たら三分のニをそれにあて、ぶっちゃけ勝てない。
金なくなる。
姉に返すはずの金もなくなり、生活にも困ってくる。
そしてまた姉に金の無心。
同じような事が4、5回繰り返され、姉も対策に出た。

まずパチンコはやめろと。
返すはずの金は一気に返せとは言わないから分割にして返して、と。
給料はいくらと知っていたため、Aの父親との生活費いくらケータイ代いくらと表にまとめた。
するとかなりギチギチではあるが2万は余裕で遊べる金ができる計算表が出来た。
毎月姉に1万返す方法でだ。
ところがAは馬鹿である。
生命保険に入った。
なぜ今なのwwwwwwwwwwwwと姉と呆れ笑った記憶がある。
それからこの時点でAは車を持っていなかった。
中古車といえど、立て替えたのはやっぱり姉。
絶対に返すということで、姉は与えたのである。
姉も馬鹿なんじゃねぇの、と私は怒り、その日の夕飯を用意しないという小さな怒りをぶつけた(ノ_-;)ハア…
ついに姉は借金持ちとなった。

全部の金額を知っているわけではないけど、私が知っている限り100万以上。
それを返すといってパチンコに負け返さないA。

姉がAに金返してもらいに行くと言った日は私もついていった。
言いくるめられるんじゃないのか、と心配したからだ。
ここまで姉は全てAに言いくるめられて金を貸している。
姉も馬鹿だと思うが、これまでいい男にめぐり合わなかった。
信じてみようと思っていたに違いない。

でも私は感じていた。
こいつは馬鹿だから無理だよ☆ってねww
そして金をとりかえしに行った日、結局金がないので無理とのA。
サイフの中も確認した。
そしてAはこう言った。
「金貸してもらった覚えないけど?」
もちろん「は?」な私達。
「あれくれるって言ったじゃんwww」
姉は唖然、私はブチ切れた。
深夜だったけど大声だして、ワーみたいなw Aのアパートの前だったからそれでAの父親起こして、案の定来た。

ほんと、アララ状態でした。気持ちはわからんでもないが、男運なんとかしろって本気で思いましたw

Aは父親には姉に金借りてるとか知られたくなかったみたいで、ひたすら誤魔化そうとしていた。
姉は泣いて怒ってたけどAの父親も朝早くから仕事だし深夜だし迷惑かかると思って私が一旦その場をおさめて帰った。
それからしばらくしてAがあまり家にこなくなった。
少しの金を返す時のみ姉と会ってたみたい。
10何万も給料でて一月返せる額2000円てどゆことw
でも姉は借金は自分の借金になってるから働かなくちゃならない。
仕事がんばって節約できるもん全部節約した。
私も協力して弁当水筒用意したw
洋服とかも全然買えないし髪も切れない。
家にいる事多くなった時期が続いた。

そしてある時、Aが家に来た。
話あるからと私に会いに。
ついてった。
姉に買ってもらったAのものになった中古車にのって。
その時姉は仕事中。仕事休みだった妹に頼んで実家に留守番してもらった。
何の話かと思えば金の話。
私にまでAは金の無心。
怒りは頂点。
だが、Aは私に襲い掛かってきた。
驚きもしたが、心底呆れた。

自分が思わず笑ってたのを覚えている。
でも私も簡単にやられてたまっかよ、と抵抗した。
男の急所を思いっきり膝蹴りしてついでに人生初のアッパーカットをくらわした。
何発か私もパンチくらったけどブチ切れてると痛みってないのかな。
全然平気だった。
それから妹に護身用とかってカッターもたされてたのでポケットから出した。
Aはビビってた。
本当に刺してやろっかなって思ったけど、私は自分の腕を切った。

私もAも殴り傷みたいなのはあるしここは道具使っちゃならんとか冷静な自分がいたみたい。
とりあえず血はダラダラでるんでそれをAの顔に近づけ、カッターも握らせた。
やりたきゃやれば、って。
頼らなきゃ出来ねぇんだろ、って。
人の金も道具もないと何も出来ないんだろ、って。
何も言わないから私はそのまま歩いて帰った。
遠かったw
帰ってきて姉に追及されたけどケンカしただけって言った。
泣いてた。

それ見て、復讐してやろうって決意した(-L-)ククク

姉がAに与えたものをまとめる。
ケータイ代。食事代。服代。車代。パチンコ代。
なんとAは子供の誕生日プレゼントも姉に買わせていた。
子供の養育費などなど。
くそったれである。

まず私はAを見張った。
職場のガソスタ、行き着けのパチ屋。
仲間とかいう友達の連絡先も次々に入手した。
世間は狭い、すぐわかった。
元奥さんの居場所もつきとめた。

全部知ってやった。
最初に元奥さんの会った。浮気相手と再婚していた。あとすっげーギャルだった。
養育費の話をした。
なんと払われていないとの事だった。
別にいらないけどと彼女は言った。
「あいつ金計算できないから気をつけて」といわれた。
もう遅いっすw
意外といいギャルだった。お幸せにって感じ。

Aは養育費2万を遊ぶ金にしていた事が判明。
次に仲間とかいう友達数名に会った。
金の話をしたら「アイツ馬鹿だからww」と笑いやがった。
しかしその内の1人が20万くらいの貸しがあると告白し、仲間とかいう友達騒然。
友達にまで金を借りていたとはほとんどの仲間とかいう友達は知らなかったみたい。
そこで私も軽く姉の話をした。
仲間とかいう友達は結構怒っていた。
だけどまだ何もしないで、と約束させた。

次はAの姉に会いに行く事にした。
Aの姉は結婚して2児のママだった。
子供は旦那の両親に預けてきたとの事で喫茶店で話す事に。
Aの事どこまで知ってるかと聞いたら、姉の借金を知っていた。
どうにかしたいと言ったら真面目な顔をしてこう言いやがった。
「ほら、姉と結婚して婿にいけばまた自分でお金借りれるからさ。それまで辛抱だよ^^」
(゚Д゚)←ホントこんな顔になった。
解決にもなってないし、結婚なんてさせるわけもないし、婿なんか許すわけないじゃんw
AもAの姉も馬鹿なんだと思い、喫茶店をあとにした。
キッカリ割り勘で会計したのは言うまでもない。

次はAの職場の人と会う事にした。
この人は私の同級生の旦那の兄だった。
本当に世間は狭い。
同級生と同級生の旦那、Aと同職場の兄と4人で食事する事に。
場所は同級生の家。
結婚したばかりの家は幸せ臭たっぷりでうらめしかったw
そこでA知ってますか?なんて感じで話をふった。
実は知り合いです、みたいな感じでAの職場の兄と話が弾んだ。
いい感じになってきたところでため息しつつAの事情を説明。
「お金に汚いんですよ」とか「貸してませんか?」など。
Aの職場の兄は驚いていた。
仲間とかいう友達達の時といい、Aは外面がいいんだなと感じた。
Aと姉の事情を同級生にだけ簡単に話していた。
すっごい怒ってくれて、私はちょっと泣いた。
どんな男か、どういう交友があるのかを調べていますと言うと、Aの職場の兄はすぐさま電話しようとした。
私は止めた。

下調べしてるところだから全部潰すつもりですって言ったら同級生の旦那は笑ってた。
ドラマみたいだってw
ドラマじゃなくて現実ですけどって笑いながらその場はとりあえず終えた。
Aの職場の兄は、何か気になる事があったら連絡するからということでメルアド交換した。
関係ないメールもあったけどww後日聞くとAの職場の兄は私に惚れてたらしいww
そして同級生もそのガソスタ行って確認してくるわ、と。
他に女がいるかを調べてくれるとノリ気だった。
なんともノリのいい同級生だが、中学時代そんな仲良くなかったっすよね、と突っ込まずにいられないがww

そして次にAの元彼女に会う事にした。
元奥さんと別れて付き合った女だ。

元カノさんは姉と会う2ヶ月前に出会った年下女子と判明。
これは仲間とかいう友達からの情報で簡単に居場所がわかった。
元カノさんは車で30分ほどの場所のスーパーで働いていた。
そこで直接レジに行き話しかけた。怪訝な顔だったが言った。
「Aを知ってますか?少しお話いいですか」と言ったらあっけなく了承。
10分ほどの時間をいただくと、やっぱり、という反応だった。
元カノもまたAの被害者だった。
しかし彼女が貸した金額は10万と姉に比べると小額であった。
元カノの場合もやっぱりギャンブルだった。
パチンコ代を返す返すと約束したくせにばっくれた、と。
携帯電話も着信拒否され、もういいやと身を引いたそうだ。
私の姉の話をすると同情してくれた。
絶対に許さないと言うと、応援すると言ってくれた。
金はもういいけど、ケチョンケチョンにしてやると元カノと約束した。ガッテンだ。
そしていい情報を教えてくれた。
いきつけのスナックがあるとの事。

私はそのスナックへ妹と飲みに行く事にした。

そのスナックは昔ながらって感じがした。
ママさんって人がかなり有名な占い師らしく、おっちゃん達が占ってもらっていた。
私と妹は隅の席で適当に飲んでいたらママと目があった。
何も話してないのに「ふぅん・・」って言われた。
そして私らの席につくと「Aなら最近見ないよ」と言った。
占い師って何でもわかんのwwwwwと素で驚いた。
「あなたのお姉ちゃん、猫憑きだから連れてらっしゃい」とも言われた。

動物霊が憑いているのは厄介だとかなんとか。
そのままママは忙しくカウンターに行ってしまったので後日、姉と私と友達2人で来店する事にした。

あと私は桃色だって言われた。意味わからん(゚ρ`)ァー
来店してすぐ、姉を見たママは塩を姉の首に振りかけた。
除霊だそうだ。猫がいっぱいくっついてるから出すとの事。
何いってんだこのバ・・ママはと思ったが有無言わさず。
そしたら姉が手首にしていたパワーストーンがパーンてはじけとんで終わったみたい。
こんなん現実であるんだ、と思ったね。
そして姉がトイレに行ってる内に、とママはAの事を話してくれた。
「あれは馬鹿だから。でもあんたは諦めないだろ?」
と、私の経緯を知っているかのような口ぶりで、スナックに来たら連絡くれるとの事。
何も話さなかったけど伝わってるのがマジで不思議で奇妙だった。
あとスナックで働かないかと誘われたが丁重にお断りした。

その数日後、姉の元にAから連絡があった。
除霊のおかげかは今だにわからない。
久しぶりのAからの連絡は家事をしていた私に姉はすぐにメールしてきた。
姉は仕事中、終わるのは午後9時。
午後10時に待ち合わせるとの事だったので待ち合わせ場所に先回り待機する事に。
帰ってきた妹は家で留守番、またカッターを持たされたw
地元は超田舎なため空き地や広場、広い駐車場がわんさかある。
家と姉の仕事場の中間地点である広い駐車場の端に私は待機した。
車バレするかもしれないと思い、近所の友達に頼んで車を貸してもらった。
姉の車到着、ほどなくしてAの車も到着。
レコーダーとか気のきいたもんは手に入れる事ができなかったので携帯電話を通話状態のままにしておき盗聴。
だがあまり聞こえなかったがこれだけは聞こえた。
「仲間と連絡取れないんだよなぁ」
友達は連絡取るのをやめたようだwwwww
Aは今までで一番多い2万を姉に返した事を姉から聞いた。
色々小言は言われたが、姉も言い返したようだ。
私とのバトルの傷の事だった。
私もやり返したし気にしてないけど、と私は笑った。
そしてAはこんな事も言っていたようだ。
あの占いママがいるスナックでガソスタ勤務がない日に働くという事だった。
占いママが言ったかもしれないし自分で言ったかわからない。
けど、返す意欲が見れたようで姉は嬉しそうだった。
少しの変化があったので私もホッとしたんだ。

まぁそんなの一ヶ月で終わるんだけどね(▼皿▼#)ユルサン!!
スナックで働き始めたAは最初は順調だったようだ。
それはスナックママからの情報。必要以上に厳しく働かせてるとの事。
ママあざっす!って感じ。
それから数回家に飯を食いに来たが飯は用意してやらなかった。
Aも私とは会話しにくいのか、必要以上に話しない。
だが姉の手前、私はいつものように話してやった。
いつもどおり、いつもの口調、バトルの事は完璧に忘れて演じた。

そして一ヵ月後、私は動いた。

一ヵ月後、Aが無断でスナックを辞めたらしいとママから情報。
やっぱり続かなかったかと思った。
しかしガソスタは続いている。
どうやら友達とのパチ通いが減ったためにその月はとてもお金に余裕があったみたいだ。
そこをつく。
20万貸した仲間とかいう友達に連絡し、パチ屋に誘えと頼んだ。
あっけなく誘いにひっかかったAはパチ屋に。
もちろんそこに私はいる。
金を一番持っているのはこの時だとふんだからだ。
そしてもう一人。
Aの父親をも私は側にひきこんでいた。
20万貸した友達は電話のふりをしてAをパチ屋の入り口に待たせた。
電話は私にだ。
今日の資金を聞き出した事についての電話は私に繋がっている。
10万だって。
ハッ。
私は動いた。
「久しぶり~最近どうしてるの~」
猫なで声なわざとらしい声をだして近づいた。
かなり驚いていた。
「よくパチ屋にこれるね。なんで?」
「は?いや、あの」
しどろもどろワロタ。
Aは友達を探し始めたが戻ってはこない。
父親と一緒に出るタイミングを計っているからだ。
「お金返さない気?」
「だからもらっ」
「借りたんだろうが。逃げれると思うなよ」
と言って、返してない金額を提示した。
車を売るから鍵よこせと言ったらかなり困った様子で鍵をポケットから出さない。
じゃあ次、と養育費払われてない事を元奥さんの両親に伝えたと言った。
驚いていた。
まだまだこんなもんじゃない。
ちなみに元奥さんの親はカタギではない人だった。こわもてでした。
近々元奥さんの両親がAに会いにくるってと言ったら黙り始めた。
面白くねぇなと少々思った。
そして元カノの話もした。
私が色んな人に会っている事を「なんでわかんの?」って聞いてきた。
「調べて調べてAをボロボロにするために決まってんじゃん」
と言ったらAはケータイで誰かに電話し始めた。
5分ほど色んな人に電話したが繋がらないようでイライラしていた。
きっと仲間とかいう友達だろう。
私が今日実行する事を伝えていたため繋がらないに決まってるじゃん(゚ー゚)ニヤリ
私は次々にAの姉やスナックの占いママに会った事も言った。
もちろんこのパチ屋がいつも行く店だって事も知ってるといっている途中で、Aは胸倉をつかんできた。
「ふざけんなよ、たかが100万そこらで」
「たかがなら今すぐ出せよAの金じゃねぇだろ」
と、170センチの私、185センチのAじゃ胸倉つかまれるのは多少苦しかったが平静を装った。
でもまだだ。
「姉はこの事知らないよ。私の単独。だからもう姉に近づくな」
そう言うと笑った。
「姉が俺に惚れてるから無理じゃんww」
とか笑ってた。
大した自信だが、それを壊す手も私は用意していた。
携帯電話の録音したものを聞かせる。
「もう嫌いに決まってるじゃん。金返す時しか会ってないのわかってんでしょ?w」
という会話のもの。
もちろん、私の声である。電話など電子機器を通すと私達の声は本当に似ていて気持ちが悪い(笑)
Aは怒りまくっていた。金づるがなくなったからだと思う。
私はネットで調べた護身術的手首ひねりみたいなのでAの手を離した。
そしてバッグからあの時の写真を取り出した。
ケンカした時についた傷だ。
アザや擦り傷、当時映っていたテレビや日時計も一緒に撮ったケータイ写メをプリントしたもの。
「これをAの母親に送りました。Aからうけた傷ですって」
間違ってはいない。ちなみにこの情報はスナックのママからだ。
そのスナックはAが幼い頃、Aの母親が働いていたらしくまだ交流がありなんなく住所ゲット。

さすがにキレたようなAは私の腕をひっぱると、駐車場の隅、目立たないところに連れていった。
夜だったためさすがに暗いが、パチ屋は割りと明るい。
Aは許さんとか、痛い目あわしてやるとか、ゴルァゴルァ言ってた。
その巻き舌加減に私が笑っていると、押し倒してきた。
馬乗りになってボコボコにでも殴ろうというのかね、と思った矢先、助けがきた。
20万貸した友達が走ってきてくれたのだ。
仲間とかいう友達に目撃され、一発も殴れずにキョトンとするAには笑った。
押しのけ私がまだ座っていると、遅れてAの父親がきた。
怒りで震えていた。
Aも震えていた(((=_=)))ブルブル
Aの父親は私を起こすと土下座して、泣いていた。
私はAの父親の抱き起こすと、何に謝ってるのかわからない、と言った。
謝ってほしいわけじゃない。
Aから金を返して欲しいだけ、それだけ。
全てを聞かれ、知られ、見られたAはボーッとしていた。
AはAの父親から思いっきり殴られていた。
思わず笑ったけど、泣いた。
清清しい気持ちで、スッとしたのを覚えている。
父親に殴られまくったAに私は誓約書を書かせた。
・姉にニ度と会わない。絶対に顔を見せない。
・毎月の給料の3分の1を返済金として父親に渡す(後に私がとりに行く)
私はこれだけで十分だったが、怒り心頭の父親はさらに付け加えた。
・一回でも毎月の返済を誤魔化したり渡さなかったら家を追い出す。
つまり家がなくなるという事だ。
そして20万貸しの友達は金輪際顔を見せないという約束をさせた。金はいらないとの事。
その分私の姉にちゃんと返せ、と言ってくれた。
20万貸しの友達はなんていい奴なんだ、と惚れそうになった。

以上を持って、来月で借金分の金は取り戻せる事となりました。
姉の借金も来月で終わる。自力で稼ぎ、返した姉はすごいと思います。

実はまだAから取り返したお金を姉には教えていません。
姉はもう少ししたら地元を離れ、職を変えて心機一転したいと言っています。
その時の資金として渡すつもりです。
ニ度とAの事を思い出してほしくもありませんから。
もしかしたらその金額で感づいてしまうかもしれませんが、その時はその時です。
以上を持って、来月で復讐完了とさせていただきます^^

補足としてAはその後親しい人達から縁を切られ、父親のもとで細々と暮らしているようです。
ですが父親とも険悪なのは言うまでもないようです。

ざまぁみろwwwwwwwwwwww

姉は自覚しています。今度こそ今度こそと思いAのような男にあたりました。
姉は姉で学習していると思います。諦めのように身をひく形になってしまいましたが、仕事をして自分でやってしまった事だからと
姉はケリをつけるために自分で借金を返しました。
私が見ている限り、ネガティブな考えからポジティブになっていきました。
これからも同じような事が起こるかもしれません。ですが予想もできません。
期待をこめて、これからも姉の理解者であり協力者であっていきたいと私は思います。

ありがとうございました!

【391話】 【393話】


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