本当にあった復讐の話

復讐の話をまとめたサイトです

【389話】「まじで来たんだ」「お疲れ~」

スカッとはしないかも。
中学生の時他校のAに一目惚れした。
高校に入学して、Aと同じ中学だった子にAを紹介してもらい、時間をかけていい感じになった。
夏祭りに二人で行ったり、Aの誕生日も一緒に過ごした。手を繋いで放課後デートしたけど、告白とかはどっちも無かった。
でも段々とAからの連絡はなくなっていった。
その内無視されるようになり着信拒否された。原因は解らなかった。
私はAがずっと好きで、せめて告白したいと思いクリスマスに電話をした。
もちろん拒否されていたんだけどAからすぐに折り返しがあった。
Aは風邪をひいてるから声が変と言い、私も用件を言ってすぐ切るねと言って告白をした。
Aは黙って聞いた後に、風邪ひいて今家に一人で、私に会いたいと言ってくれた。そこで返事をすると言われて、クリスマスということもあって私は電車、バスを乗り継いでAの家へ行った。約1年ぶりに会えると思うと涙が出た。
彼の家へ行くと、部屋に彼の友人が5人程いて笑ってる。
「まじ来たんだ」「お疲れ~」なんて言われて、風邪もひいてないAが元気そうにそこにいて「彼女できたからごめーん」と言うと、そこにいる皆笑っていた。

前ふりが長くてすみません。
復讐はここからです。
ショックでご飯も食べれなくて、元々痩せていたのに更に痩せた。
Aとは会う事なく大学生になり、彼氏ができたこともあった。
大学2年の夏、バイト先に現れたAに再会。
偶然じゃない。
Aが好きな古着屋だったから2年前からバイトしていた。Aはかなり驚いていたけど、気にしてないとか私もストーカーみたいだったから等笑って話すと安心したのか連絡先を聞かれた。今度飲みに行こうと言われて、OKした。
その後Aから頻繁に連絡がくるようになった。
メールの返事をしたりしなかったり。飲みに行くのを先のばしにしといて「会いたい」と酔ったふりして電話したり。
Aは私に夢中になってくれ、バイト先にまで現れて告白された。
Aと付き合うようになり、Aはすごく私を大事にしてくれた。
クリスマスの日の事を謝ってくれたし、自分が子供で友達に言われるがまま私を傷つけたこと。
女の子と付き合うということに戸惑いがあり無視してしまったこと等全て話してくれた。
そして彼女ができたと言ったのは嘘で、私が初めての彼女だと言った。
ただただ普通のカップルを装い、幸せな日々を送り、初めてのクリスマス。
私とAは初めてエッチをした。Aは初めてだった。
そして次の日から私はAからの連絡を無視→着信拒否してバイトも辞め姿を消した。
約半年彼は大学に来たり、友人伝いに連絡を取ってきたりしたがAの誕生日までは無視した。
そして誕生日。Aが泣きそうな声で何がいけなかったのか等問いかけてくる中「会って話そう。会いたい」と言うとAはすぐに家に来た。
私はAの知らない男と手を握り玄関に出て「まじで来た」「お疲れ~」とあの日と同じことを男に言ってもらい、私も「浮気しちゃったー別れよ」と言って玄関を閉めた。
Aから「嘘でしょ?」「嘘だって言ってくれたら信じるから」等メールがきましたがそれも無視。
そのまま自然消滅。浮気相手のふりをしてくれたのは地元の男友達です。
私は初めてAを好きになった時からずっと好きでした。付き合えた時も幸せだった。復讐なんか止めようとも思いました。
でも、フラれて痩せた時生理が止まり、それを知った母が泣いて私を抱き締めてくれました。
だから生きてこれた。あの時の母の涙を思い出すとやっぱり復讐を止められないと思ったのです。
Aはその後大学を休学したらしいです。
今は知りません。

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