本当にあった復讐の話

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【291話】クレーマー

DQN丸出しなんだが自分的にはスッキリしたので。

中3の頃、ある男子からいじめのようなものを受けていた。
そいつとは小学校まではそこそこ仲がよかったが、5年ぶりくらいにクラスが同じになったので
「おー久しぶりー」感覚で話そうと思ったら、睨まれながら「きんもー」の一言。
そこからひたすら悪口のみ。
「キモい」「デブ」「死ね」そいつの悪口はほとんどこの3語だけだったが、
それこそ毎日毎日言われ続けた。
陰湿なことに、必ず私が1人でいる時を狙って言ってくる。
授業中もこっそりノートを覗かれては、「デブ、こんな問題も解けてねーぞwww」と
小声で、だがわざと聞こえるように言う。

原因は分からない。中学でそいつと話をしたのは、中3になって初めてだったし
そいつやそいつの友人に、何かやった記憶は全くない。
受験生だったし、単なるストレス発散だったんだと思う。
私は当時身長-体重が100くらいではあったが、めちゃくちゃ骨太で
体重以上に太っているように見えていた。「デブ」「クソデブ」は一番言われてた。

こっちを見てニヤニヤしながら、周りの男子に悪口を吹聴しだして
一部の面識のない男子からも、突然「デブ」と言われたりした。
「そいつ○○(私)のこと好きなんじゃないの?」と言われたが、そんなもんじゃない。
明らかに嘲笑し、悪意に満ちた目で毎日悪口を言われてた。
部活も楽しかったし、友達も少なくはなかったけど、本当に嫌な記憶だった。

中学を卒業し、大学に入ってしばらく経った頃。
駅前のコンビニでそいつがバイトしているのを目撃した。

たまたま入ったコンビニで、私の会計している隣のレジを打ってたんだが
その姿を見てびっくりした。肌は顔も首もガサガサに皮が剥けボロボロ、
あちこち膿や血が滲んでる状態。
アトピーだとは聞いていたが、小中ともにそこまで酷い状態は見たことなかったので驚いた。
気の毒と思うより、数年前の怒りがこみ上げてきて、それが勝った。
帰ってからクレーマーのふりして、匿名で苦情を入れてやりました。
「○○というアトピーの酷い店員がいた、食品も扱うのに不衛生だ!」というようなことをまくしたてた。
そんな電話も初めてだし、怒りが蘇ってきて本当に激昂してたと思う。

どうしようもない体型のことで傷つけられるってのはこういうことなんだ糞野郎!
…としか思ってなかった。
それが理由で辞めさせられたとは思えないんだけど、
その日以降そいつを店で見ることはなくなりました。

最後になったけど、アトピーの人不快になったらごめんなさい。
そいつ以外のアトピーに苦しんでる人たちが治りますように。

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