【288話】根性無し
小学生の頃にとあるスポーツを習っていたんだがその教室には三歳の頃からやっていたというクラスメイトのA、B、Cが居た
元々その三人とは仲が悪かったので実力差を利用した嫌がらせを受けた
試合中に舐めプ的な事をされたりとか、下手だなんだと
学校のみんなの前で言われたりとか(体育会系は陰湿だからよくやるよね)
そんな事があったから一年もしないうちに俺は教室を辞めた。
まぁそれからも「根性無し」だのなんだの体育会系の常套句で罵られたけど
でも中学に上がってすぐAが病気でそのスポーツを続けられなくなって、B、Cとは別の部活に入った
それを知った俺は三人が一緒に居る所に近付いて「なんでAは○○続けなかったの?」って尋ねた
そしたらBが「Aは病気で~」とか不機嫌そうに言ってきたからすかさず俺は
「なんだ、根性が足りなかったのかーw」ってヘラヘラ笑いながら言ってやった
三人の間ではかなりデリケートな問題だったらしくてBとCはブチ切れ、Aは下向いて黙ってた
BとCが殴りかかってきたから俺は逃げ回ってたら
(当時は挑発した後の事何も考えてなかった)
捕まってBとCに殴られてる所を担任に見つかった
担任視点では見るからに体育会系の二人が見るからに文化系の一人を一方的に殴ってる
しかも担任はガチ文化系の部活の顧問で体育会系の事を良く思っていない
理由も聞かずに担任はブチ切れて二人は説教された
以後BとCは問題児扱い、俺はいじめられやすい子としてよく面倒見てもらえるようになった
BとCをおとしいれるつもりは全くなかったけどこういう結果になってラッキーだった
何故か今朝Aが夢に出てきてこのエピソードを思い出してしまったのでカキコ
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