【27話】子供に罪は無くても・・・
高校時代、付き合っていた年上の男が既婚者だったことを知ってしまった。そこそこお金のある人で、セカンドハウス的にマンションを持っていて、
いつもそこでデートだったので知らなかったのだけれど、
甥っ子を連れておもちゃ屋に行ったとき、
奥&子連れで歩いているのに出くわしてしまった。当然、捨てられた。
大学卒業後、教職に就いた。
3年後、担任になったクラスに元彼の子供♀を発見。
既に若干いじめられ気味だったこともあり、
こっそり便乗して他の生徒にはバレないようにいじめた。
・体操着が隠されたのをみんなで探しに行き、
偶然私が見つけたので、ついでにハサミでズタズタにしておいた
・生理痛でおなかが痛いので全校集会に出たくないと申し出られたが、
「生理なんて病気じゃないでしょ?^^甘えちゃだめだよ^^」と出席させた。
・その子のテストだけ異様に厳しく採点していた
・受験に面接がある生徒は模擬面接の申し込み書を箱に入れることになっていたのだが、
そのシートをこっそり抜き取って捨てた。
その子は模擬面接が受けられなかった。
・班組みなどをするとき、教師が勝手に組を作って提示すればよかったので、
わざとその子をいじめていたグループの中に放り込んでいた。
・質問に来たら大きなため息をつき、
「○○さんって、本当に理解するのに時間がかかるのね」
「教科書を読んでわからないようだと、○○大はだいぶ厳しいかなー」
などと精神的ダメージをじわじわ与えていた。
などなど。当然、クラスの子から受けているいじめには気付いていたけど、無視。
当初は成績も頑張れば志望校に届く程度だったが、
最終的には卑屈でくらーくなってしまい、大学全部落ちてた。
クラスの他の子たちが志望校に受かったことの喜びよりも、
その子の浪人決定をpgrする気持ちの方が強い自分に愕然とした。
元彼はいわゆるモンペになっていたらしく、
うちの子が大学に受からないなんてどういう教育してたんだー!
と合格発表後に夫婦で学校へ乗り込んできた。
最初は私だと気付いていないようだったので、
「お久しぶりです。××です」と名前を言ったら、愕然としていた。
「学校の問題よりも、失礼ですが、家庭環境は大丈夫でしょうか?
親御さんがだらしないと、子供まで悪影響が出るんですよねえ・・・」
としっかり真正面から見据えて言ってやった。
奥「久しぶりって何!?家庭環境ってどういうことよ!!」とファビョりだす。
私「昔、個人的にすごくお世話になったんですよね。むかーし、ですけど^^」
奥「昔っていつ?どういう関係?」
私「あれ、何年前でした?私は高校生だったから・・・」
奥「高校生いいいい????」
と、教室で修羅場。ざまあみろ。
奥と子に罪はないのは分かっているが、せいせいした。
その件で教頭とももめたし、
自分の教師としての適性のなさにも辟易したので、その年で退職。
その後、派遣で受付として働きだした会社の取引先の人と結婚し、今はセレブ奥やってます。
でも、学校をやめた理由も元彼のことも旦那には言ってないし、言えない
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