【208話】恩師の手紙
高校三年の時商業校で女子(40人のうち25~28)の数が
圧倒的に多く俺の学科は1クラスしかなく3年間同じだった
仲のいい奴はクラスメイトの同じオタ趣味を持ってる男子2人 別クラスの男女数人
そんな俺はあまりクラスメイト達と打ち明けられなかった
で、起きたのが「俺のことを無視し続けられなかったら罰ゲームな!」っていう
遊びとゴミを投げてきたり物を隠されたりっていう
所謂イジメってやつ
で躁鬱病になった
夜は前までは1時までには寝ていたのが何時になっても眠れなくハイテンション
学校の時間になると異常に眠くなりまた夜になるまで起きない
きちんと寝て朝起きても一切動けない
変なとこで強がりな俺は心配している担任にも「ただ単に起きれないだけ」って強がってた
そんなのがずっと続いて高校3年の1学期で単位がやばい…
このままじゃ卒業できない…」っていう状況に
親は話もきかずに「お前のやる気の無さが悪い」っていって俺を追い詰めていった
でも単位がやばいと思ってたから親に頭を下げ頼んで朝動けない
俺を起こしてもらい遅刻するもなんとか学校にいった
そんときの俺は学校遅刻していって数学教師に「遅刻だぞ!」っていわれただけで
「じゃあもういい!かえる!」ってなるぐらい自暴自棄だった
教室に入ると男子にいじめをするようにいっていた(これは後々知った)
女子が「○○くんおはよーwwww」ってまず挨拶
その後大声で「きもーいww」「学校こなきゃいいのにーwww」とかずっと言ってた
まさに上げて落とすって感じ
そんなことが続いて単位がやばいのに学校に行かなくなり
担任と親と俺とで話し合いがされ俺はそこできっぱり学校をやめると言った
親もその時は何もいわなかった。担任は心配してたけど
ただどうしてもやりたいと思える仕事があった俺は高校だけは
出ておきたくて親に頼んで通信に転入って形になった
通信に転入して、最初のうちは相変わらず
起きれないとかあったけど徐々にマシになっていった
月一回しか学校なかったからそんなこと気にしなくてもよかったんだけどwww
まぁ、まともになって毎日バイトしてバイトしてバイトして
通信では中学が一緒の奴とかと仲良くなった
俺とは真逆の理由(他校生と喧嘩になって云々)で通信にきた同じ中学の奴もいた
そういう奴らと段々と仲良くなり転入してきた理由を聞かれた
言葉を濁しながらも俺は伝えた
その時は皆まじかーwwwどんまいだなwww
ぼこっちゃえばよかったのにwwwって感じの反応だった
その時の言葉とその話の数日後にバイト先に俺をいじめてた
男子達がきて「お前今なにやってんだよwww」みたいな感じで絡まれたとき
復習することにした
まず仲良かった奴に男子それぞれの連絡先を聞き一人ずつメール
俺は一人ずつボコボコにすることにきめた
一人、また一人とボコボコにし4人目ぐらいのときに男子達から謝罪メールが大量に届いた
この時主犯が女子であることを知った
男子達からバイト先、住所を聞きだし通信にいってから仲良くなった奴らに話したら
「あーwwあの話のねwwやるじゃんwwwてかなんで最初からボコさねーんだしwwwまぁいいや手伝ってやるよ」
手伝ってくれることになった
(同じ中学だった奴は俺が中学の時柔道で表彰されまくってるの知ってた)
A組とB組に別れてA組がまずバイト先に突入
バイト中の主犯の女に絡みまくる 何かとつけて文句をいったりしてた
次にB組がー…ってのを延々と
主犯女がバイトをやめたら次は家までいった
仲良くなった奴らは皆バイクもっててヤンチャしてるような奴らだった
そんなことを延々とやられて主犯女ノイローゼ
学校の帰宅時間を狙って俺と手伝ってくれた皆でそいつの帰路に参上
ツーリング大好きな俺もちゃんとバイクに乗っていった 一人フルフェイスを被って
主犯女は俺の顔と周りの奴らを見て気づいたんだろうな
はじめは「何?何だよ?」みたいな感じだったけど
周りの奴らが「おいおいww強がってっぞこのクソアマwwww」
「何されっかわかってんのか?あー?」みたいな怒号を飛ばしまくってたせいか
めちゃくちゃ泣きながら謝られた
それを見て笑いながら謝ったぐらいで許されるとおもってんじゃねーぞ!
とかさらに怒号を飛ばしまくる周り
なんだかその時点で復習を果たしたんだと俺は思って
皆、ありがとう変なことにつき合わせちゃってごめん、ごめんね」って謝った
「もーいいのかよー」「もっとやろーぜーwww」ってはじめは言ってたけど
「まぁ○○がそういうならもういいべー」「帰っかー」って感じで
へたり込む主犯女を置いて帰った
通信で卒業生代表をきちんとこなし
やりたい仕事のために進学したら進学先に仲良かったオタ趣味の奴が進学してきてて
そいつと色々積もる話をしていたら主犯女はすごく大人しくなり
進学するといってたが学力足らずで進学できず
就職先が決まったと思ったら就職先がまさかの卒業式前日に倒産
絶賛無職って話をきいた
手伝ってくれた皆とも今も時々連絡とって笑い話をする
ただやっぱまだヤンチャなんだなwwwと思わされることがたびたびあるけど
やめた高校の担任はやめる前毎晩俺に電話してきて
色々話をきいてくれてた副担もちょくちょく家にきてくれてた
通信を卒業するとき担任と副担が家にきて卒業おめでとうって涙を流してくれた
その時渡された手紙はずっと大事に保存している
ふと手紙をみて思い出したから書いてみた 長文遅筆失礼
最後の担任と副担の行動に世界が泣いた
担任も副担学校をやめた後もちょくちょく電話してくれたり家にきて最近はどう?
最近はどうだ?ってずっと気にかけてくれてた
手紙には辛い時に気づけなくてごめんなさいとか
強がらずに辛い時は辛いさびしい時はさびしいって
もっともっと周りに甘えていいんだよとか書いてあった
毎日副担と俺について話し合ってカウンセラーにも話をきいて色々してたみたい
感謝してもしきれない恩師です
読んでくれてありがとう では
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