本当にあった復讐の話

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【196話】オカルト的復讐

昔、彼氏と大喧嘩した。
きっかけは些細なことだったが、最後は容姿や親のことまで罵られ、泣いた。
彼氏は一言も謝らず、と言うか
「言い過ぎたけど、本当の事だからしかたねーだろ。」
これでこの件落着と思ってたらしい。

むかついたけど、表面上は忘れたフリしてちょこちょこ嫌がらせ。


彼氏の家(実家住まい)の庭にボロボロのこけし(バイト先のリサイクルショップの廃棄品)をこっそり撒いたり、
紙のヒトガタ(コーヒーで古びた感じに加工済み)を目立たない所に貼り付けたり。
カセットテープに赤ん坊の泣き声っぽい音(自前)を録音して、
古いカセットデッキに仕込んで2時間の間10分置きに響くようにしたり。
田舎だから夜は真っ暗、隣家も遠いので色々できた。
しばらくすると彼氏の元気が無くなり、私が尋ねると「いや、なんか最近変なことばかりで…」と言葉を濁した。
元気づけるために友達も誘ってカラオケに行き、隙をみて彼氏の服のポケットにヒトガタ忍び込ませたり、
途中で「ね、なんか赤ちゃんの泣き声聞こえない…?」とかやったり(すぐ定番の笑い話にしたが、彼氏だけは真っ青)。

2ヶ月くらいして彼の家族がお祓いする人を呼んだので嫌がらせはやめた。
十分すっきりしたが、お祓いした人が彼氏に「これは女性の生霊のしわざ」って言ったそうで、
「赤ちゃんの声がしてたから違うと思うけど…。お前にも俺、ひどいこと言った。ごめん。」と謝られた。
他にも何人か謝りに行ったり手紙書いたりしたらしい。
すっかり懲りたのか、激昂する前に気を静めるようにしたので、まあ良かったのかな。

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