【174話】頑張ろうよ!
自分も欝の“友人”を「頑張ろうよ!」と励まし続けてボロボロにしたよ。そいつとは長い付き合いだったんだけど、実はそいつには“親友”がいて私を二人で馬鹿にしまくってた。
中学の時は秘密の打ち明け合いをやろうって言ってきて、
私の秘密(身体的な・形)を聞き出したあと、どうでもよさげな事を打ち明けて、
後で私の秘密を“親友”とやらにバラした。
“親友”は別のいじめっ子に「体育の時に見たんだけど」とバラし、
私はそれをネタに徹底的にからかわれて登校拒否までした。
高校の時はそいつが私に親身に接してきて悩みを聞き出し、“親友”経由でこっそり周りに広めまくった。
恋愛絡みだったんだけど、嘘も織り交ぜてて(私が腐女子で男の子同士のカップリングを楽しんでる等。
“友人”が腐女子だったので思いついたんだろう)、一部の男子からかなり酷い扱いを受けるようになった。
そしてそれで悩んでる私に「私が打ち消してあげるから任せて!」と行動を制限させて状況を悪化させまくった。
挙げ句の果てに、「告白して状況を打開しよう!誤解もきっと解けるよ!」
と私に告白させ、もちろん玉砕した。
後で知ったがその彼には“親友”経由で付きあっている子がいて、そこから
私の事が無いこと無いこと吹きこまれていたらしい。
小学校の頃は分からないけど、中学~高校は他にもいろいろあったよ。
まあ自分も馬鹿だったと思う。信じきってた。
それが変わったのは高校3年の時。
“親友”が事故死。
情緒不安定になった“友人”は私にすがるようになり、“親友”として私に接してくるようになった。
“親友”の入れ知恵は的確だったらしく(頭も良かったようだ)、“友人”
は次々とボロを出していって上記の状況が見えてきた。
試験勉強の合間に少しずつ周りに確認して、“親友”“友人”の所業が明らかになった。
卒業後は中学の友達に連絡とって確認した。
でも主犯の“親友”はもう死んだし、“友人”は踊らされていただけだしな。
そう思って許した。
でも長年そういった関係だったから、やっぱり治らないんだよね。
私が馬鹿で“親友”に遠く及ばないからか、だんだん格下に見てきた。
でも“友人”はもっと馬鹿だから、すぐバレる。
私の彼に手を出そうとしたり、嘘の噂広めようとしたり、身体的なアレをバラしたり。
全部失敗したけどね、身体的なアレはとっくに治療してたし。
そして“友人”は引きこもった。
小学校から大学まで付き合ったから分かるけど、“友人”は交友関係が少ない。
私と“親友”でほとんど全て。
でも高校でも大学でも交友関係広がった私には“友人”は別に要らない。
だから私にすがって電話してくる“友人”に、逆効果になるように慰めた。
表面上は親身に、そして“友人”のプラスになる答えは絶対に与えない。
“友人”親が言うには欝と診断されたそうなので、怪しいなと思いつつも
「頑張れ!」「負けるな!」と励まし続け、他にもマイナス効果のリップサービスを続けた。
やってられないからね、要らない“友人”相手にそいつのための長電話なんて、だから楽しませて貰った。
おかげで“友人”は見事に○年引きこもってる。
今でも時々電話が来る。
月イチくらいだから相手してやってる。
同じ事やり返すほどは恨んではいないけど、味方面してた分・向こうから連絡してくる分には復讐させてもらってる。
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