本当にあった復讐の話

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【157話】ねえ今どんな気持ち??

勤め先の嫌な女が今月末で辞めるので、ここで吐き出す。

接客業なので、客がいる時は出退勤時に軽く会釈する程度だが、
勿論いなければ「おはようございます」「お疲れ様です」とスタッフ同士声を掛け合う。
だが、Aは自分にだけそれをせず、他の人が声をかけると笑顔で挨拶する。
Aと書類チェックをしていた時、1枚見当たらないものがあったというので、
PCのデータを表示して「これのことですか」と聞くと「いいです、何もしないでください」。

店で使っている鍵は何種類かあるので、それぞれ形状で「鍵」「カード」と呼び分けている。
Aが「鍵をください」と自分に言うが、自分のいたところで保管している鍵はカード状のものしかない。
それも場所によって鍵が違うので、どこのものか尋ねたら「あー、もういいです!!」。
いい加減八つ当たりみたいにされるのもムカついたので、何かやり返してやろうと思った。


でも、相手は外面だけは良く、プライベートでもスタッフと遊びに行っている間柄。
自分は「仕事は仕事、プライベートはプライベート」であまり飲み会も行かない。
嫌がらせを嫌がらせで返したら、自分のほうの立場が弱いのは眼に見えている。

なので、その女の仕事を、徹底的に手伝ってやった。
そいつが店のシステムを説明している間に、客に渡すチケットを準備しておく。
男女の二人連れが来たら、サービスで渡すアメニティを、あらかじめ女性へ渡す。
子供を連れて来ていたら、「予備のタオルなのでどうぞ」と親に渡しておく。
そいつの嫌いな人間=私に対して、否応なく「ありがとう」を言わざるを得ない状況にした。
礼を言えば、何で嫌いなやつに対して……とストレスが溜まるし、
言わなければ言わないで、周囲が「なんでAさんは(私)さんに何も言わないんだろう」
という印象を植え付けられるだろう、と計算した。
そうやって手伝うたび、クマーのAAみたいに、ねえ今どんな気持ち??って聞きたいぐらいスーッとした。

それが実ったのか判らないが、Aは退職する。新しい職場で私と同じ立場に立たされろ、ばーか。
無視のことを相談していた上司に、(私)さんはどうか頑張ってね、と励まされたので、記念マキコ。

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