本当にあった復讐の話

復讐の話をまとめたサイトです

【147話】酒

俺も流れに乗じてひとつ

俺は大学でゼミに所属しているのだが、単位が楽に取れるってことで適当なゼミに入っていた。
当然のことながらゼミには推薦上がりかDQNしかいなかった。
でも殆どの連中は悪い奴ではなかったので安心していた。

ただ、一人だけT山という奴だけが屑だった。柔道部のスポ選野郎って事だけでも警戒していたが
こいつは俺みたいな一般入試で入った奴にコンプを持っているらしく
相当な嫌がらせをしてきた。

適当にあしらっていたのだが、企業の最終面接の日に無理矢理酒を飲まされて
面接をポシャにされた事から本気で復讐してやろうと決意した。


その後、ゼミで飲み会があった為、俺はわざとT山の隣に座って、普段は
酒を全く飲まなかったがこの日に限って奴の言われるがままに酌を受けた。

普段、殆ど酒を飲まない俺が倒れるのは簡単だった。
ウイスキーの一気飲みの後、急性アル中でぶっ倒れ病院に担ぎ込まれた。

目が覚めた後に、無理矢理T山に酒を囲われたと言って即通報してやった。
警察に任意同行されたらしく、示談交渉してきたが全部突っぱねてT山に前科をつけてやった。

奴は推薦で相当大手の内定を確保していたらしいが当然ポシャになった。
大学からは停学処分が下されただけだったが、柔道部も活動中止処分を喰らった為
T山はOBにきつーい制裁を喰らったらしい。
その後、学校内でも居場所を無くして自主退学していった。

その後の事は知らない。我ながら無茶したと思う。

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