本当にあった復讐の話

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【101話】いじめの証拠収集

復讐ではないのかもしれませんが・・

高校1年生の秋に、2年生のクラスにハーフの男の子が転入してきました。
見た目は(当時は)俳優みたいで、身長も高く、野球部に入って、
すぐに女子の中で人気者になりました。ここではAとさせてください。

当時、野球部のマネージャーをしていた関係で、
1年生の中ではほぼ唯一私だけがAと接点がありました。
家が近く、練習で夜遅くなる事も多かったために、一緒に帰る事も多くなりました。
それを妬んだのか、年が明けて2月頃から、急にクラス内でいじめられるようになりました。

後で知った事ですが、テニス部の女子連中が、先輩後輩のつながりを使っていじめてきたようです。
その中心となっていたのが、2年生で、新3年生になる先輩のB子でした。
私は特にAと恋愛関係ではなかったのですが、それをB子に伝えても信じてもらえず、
物を隠されたり
お弁当を盗まれて廊下にばらまかれたり
クラス中の女子から無視されたり
私名義でラブレターを偽造されたり
先生や知らない人と援交しているといった根も葉もない噂を流されたり
古典的な物では靴に画鋲を入れられたりしました。


学年があがり、私が2年生、AとB子が3年生になるころ、耐えきれなくなってAに相談しました。

私からの相談は、こういう事が続いたので、
Aとすこし距離を置きたい、一緒に帰るのもやめたい、と言う内容でした。
Aはすごく親身に私の話を聞いてくれた後、そんなことをする必要はない、
悪いのはあいつらだから、といってくれました。
それから、Aと一緒に電器屋に行き、カセットで録音するタイプの録音機を買いました。

Aは、「あと3ヶ月だけ我慢できる?オレが絶対になんとかするから。」といって頭を撫でてくれました。
うれしくて泣きました。

その後3ヶ月は、カセットに日常の出来事を録音する日々が続きました。
無視はカセットには録音できませんでしたが、先輩から罵倒されたりする場面はしっかりと録音。
ばらまかれたお弁当や、壊された物は証拠(?)として保存するとともに写真に収めておきました。
Aは、B子を快く思っていなかった女子生徒や、B子に辟易していたB子の取り巻きグループの子に
頼んで、そういった現場を録音したり、写真に収めたりしてもらっていました。

私は、新学年になってクラスが変わった事で、
B子の噂に流されない友達が2人でき、その二人と固まって過ごしていました。
そして8月頃、そろそろ推薦の試験が始まる頃に行動を開始しました。
まず、優しかった教頭先生、学年主任の先生に
証拠のカセット300本と写真100枚を持って相談に行きました。
いじめられている、といっても何も行動してくれなかった担任は最後にしました。
今思えば、この担任に相談するところもテープに取っておけば、こいつにも復讐できたと思います。

結果は、B子は推薦取り消しの上、自主退学。
取り巻きでグループの中心だった8人は停学、そのうち4人が自主退学。
なかには、軟式テニスで国体に出た事もある人もいました。
その後、B子は親のコネで地元企業に入社した後、結婚して子供をもうけたそうです。
取り巻きの8人は2人は引きこもりになったと効いていますが、他は知りません。

3年生のときに仲良くなった2人は、今でも親友です。

Aは理系の大学に進学、卒業後、再受験でお医者さんになりました。
そして、なぜか私の旦那です。
ブラッド・ピットみたいだった彼は、
現在では桃姫を助ける配管工の兄の方みたいになってしまっています。
それでも、彼は私の王子様です。

私は文学部に進学、卒業後はAのお嫁さんをやっています。

先日地元に帰ったとき、B子が鬱病で自殺。原因は旦那のDVと知り、
不謹慎ながらもうれしくてうれしくて、書き込んでしまいました。

長文と読みにくい文章、失礼いたしました。

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