【86話】ネット工作
特定回避のため一部フェイクで投下。高校の頃遠縁の親戚が同じクラスで、友達として仲良
くしていたんだがそいつがある時期から俺を避け、蔑むようになった。
避けるようになったはいいとして、新たにつるみ始めた集団と大声で俺の悪口、
ネットにも暴露愚痴日記のオンパレード。
地方のゲーセンコミュニティの痛い連中とも
俺の悪口ネタにオンライン交流しててそれはそれは気持ち悪い有様だったわ。
あげくその時そいつと付き合っていた彼女が勝手に俺に激高し、
「○○君はアタシが守る!」キャンペーンを開始。
ネット上でのファビョりに飽き足らず俺の自宅に無言電話をよこしはじめる始末。
受験期の大事な時期に散々面倒起こされたこっちは大迷惑だ。
その点お前は良いよな。地元の底辺に推薦決まってんだから。
とうとう俺は耐えかねて、元友人の立場をフル活用して復讐を始めた。
まずは別の友人Bに根回しし、タゲのmixiの公開制限かけた日記を読めるようにした。
マイミクにユダがいるとはついぞ知らぬタゲはmixiに飲酒、
喫煙、学校サボリ、深夜のゲーセン通いの自爆燃料を大量投下。
あとは大漁の燃料記事を俺の悪口記述と一緒に全ページコピー取ってファイリング。
彼女の寄越した迷惑電話の録音データも忘れずに。
それから集めた証拠達を 生徒指導部長→学年主任→担任の順番に提出する。
この順番大事な。担任のより立場が上の先生から順に被害報告すんの。そうすると
担任が上から〆られて痛い目見るでしょ?これでそいつのクラス内での扱いはガタ落ち、
大学の推薦なんか勿論取り消し。
学校で一通りざまあしたらあとは親とじいちゃんの権限で親戚中にこの情報を広める作業。
最初冒頭に遠縁の親戚って書いたろ?親戚関係性で言えば
俺が本家の長男でそいつが下っ端の分家なんだ。
田舎に住んでる奴なら分かると思うが、まだまだ土着の「家」の考え方ってデカくてさ、
分家の息子が本家の嫡男になんかしたってなったら年寄達は黙っちゃいないわけ。これで
そいつの家は家庭ぐるみで面目総潰れ。ご愁傷様。
スッキリしたところで俺はしっかりと第一志望に合格。上京して楽しく学生やってるよ。
良い復讐したよ。今こそ声高らかに言うわ。
ざ ま ぁ ! !
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