本当にあった復讐の話

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【68話】パワハラ

職場の4つ年上の同僚(39歳独身)が、週3日ペースで酒に誘ってくる。
8割方愚痴を聞いてた感じなんだけど、半年前に子供が産まれたり、
孫の顔を見に嫁さんの親御さんが来たりで、酒の誘いを断る頻度が上がってきたんだけど、
「家族と俺だったら、俺の方が優先だろ?」
「嫁さんの誕生日?それはやらないと死ぬものなの?」
等、言動もかなりのものになって来たので、

「俺はお前の"愚痴を聞く為だけに"働いてるんじゃないんだよ。
家族の為、会社の為、あと自分の為に働いてるんだ。解るか?」
「オウム返しで申し訳ないが、お前としょっ中酒を飲まないと俺は死ぬのか?」と静かな口調で返したら、
「上等じゃねぇか!明日から自分の立場どんどん悪くなるから、楽しみにしとくんだな!」
とバトルに発展。
で、家帰って飯食ってくつろいでいたら、
来るわ来るわ、恨みつらみメールがw
「お前はやってはいけない事を俺にしたな」
「残念だよ。出世は諦めた方がいいぞ」
等、6件ぐらい連続で送信されて来てた。

まぁ、一晩経ったら頭冷えるだろうと思って寝たんだけど、
朝の通勤時に「大丈夫か?会社来れるか?虐めちゃうよ(・∀・)」
的なメールが来たので、もうダメだこの人と判断。
「そちらこそ大丈夫ですか?先日の口論が録音されたSDカード。
脅迫ともとれるメールの数々。全部こっちで押さえてますよ(・∀・)」と返信。
直後にヤツから着信→速ギリを数回繰り返した。
メールには「電話下さい」「今何処に居るんだ?」等、1分単位で受信があったが、完全無視。
その足で部署の責任者の机に直行した。


「パワーハラスメントの件なんですが、ガイドラインが曖昧なので、相談に乗ってもらえますか?」
と上司に告げたところで、ヤツが俺を発見し、ダッシュで間に入って来た。

上司「彼にパワハラ受けてるの?」
ヤツ「あ、あの!ちょっといいですか!あの!」
俺「いや、他の会社の知り合いが受けてるぽいんで、人生の先輩方の意見が聞きたくて(・∀・)」
ヤツ「へっ?」
俺「良かったら一緒に聞いてもらえませんかねぇニヤニヤ」
で、あくまで"俺の知り合いの話"って事で、口頭でメールの文面、そこまでの経緯を相談したら、
上司「う~ん、発端は些細な事ではあるんだけど、
   虐めるとか、出世がどうとかはパワハラに当たるね。ウチではアウトかもな」
上司「ていうか、その虐めてるヤツの性格が気に入らない。
   子供産まれた後のドタバタがどんなに大変か分かってないみたいだしな。」
ヤツ「(´・ω・`)ショボーン」
で、その場は一旦お開き。
ヤツはその後、仕事の引き継ぎ以外、一切俺に関わらなくなりましたとさ。

終わり

追伸:メールデータと録音データは後日、上司に提出しました。
(気づいてたみたい)

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