本当にあった復讐の話

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【358話】ばばあが本性を表した。

俺が中学生の時、父親がうつ病で自殺した。
葬儀などの為にうちに来ていた父親の両親が帰り際に何故か死亡診断書をコピーしてくれと言ってきた。
ただでさえ見たいような代物ではない上に、自殺だと判る内容。
一体何の為かと訊いてみたら、
「○○に生命保険掛けてるから」
息子が亡くなったら自分(親)に保険金が入る設定をしている事にもびっくりしたが、面倒なのでコピーした。
(後日、父親に無断で保険を掛けていた事実も判明)
49日が過ぎた頃、ばばあが本性を表した。
「墓を建てるよう、嫁に300万渡したのに何もしない」
「息子が自殺したのは嫁のせい」
そのような事を親戚に言いふらすと同時に俺にも吹き込んだ。

中学生とはいえ、自分の人生に関わる事だからと母は俺たち兄弟に金銭的な情報は全て提示してくれていた。
貯金がいくらあり、生命保険がいくら入り、その他の保障金がいくら入るかなど。
なので、300万など貰っていないのは確実。
ばばあ達は俺が中学生だから洗脳出来ると侮っていたらしい。

その後もチクチクチクチク母にイヤミの電話を繰り返していたが、母がスルーしていて業を煮やしたばばあ、
「あんた、○万(4桁)も保険金入ったんでしょう!あんたが殺したんだからうちに寄越しなさい!」
と叫びやがった。
呆然とする母と泣き出す妹、当然の要求とばかりに喚き散らすばばあでカオス。
一方、カオス過ぎて冷めてしまった俺。
「生命保険っていうのは遺族の当座の生活費、あと俺らの進学費用な訳だよね。ばあちゃん、俺たちに路頭に迷えって言ってるの?進学するなって言ってるの?」
とばばあに言ったら、そんなつもりはないとか言う。
もうブチ切れて、
「そう言ってるのと変わんねーんだよ!ちったー考えてから発言しろ、くそばばあ!」
普段大人しい俺に怒鳴られてばばあが激しく言い訳した。
悪気はなかった、息子が死んで落ち込んでたから他人を責める事で自分を奮い立たせていた、だと。
更に頭にきて、本当に我慢出来なくて、
「それ、精一杯自分が可哀想ってアピールしてるつもり?
母にしたら夫を亡くし、俺らはこの年で実の親を亡くしたんだよ。
なのに、そんな時にばあちゃんが母親の悪口を吹き込んできたり最低な気分だった。
俺だっておかしくなるくらいつらいのに身内がそれだよ?
さっき金寄越せって叫んでたよね、それが本心でしょ。
家庭持った息子に無断で生命保険掛けて○万円(3桁)貰って、更に寄越せってね。
俺らの将来より、老い先短い自分が大切なんだね。
お前が死ねば良かったと心から思うよ。
別に死ななくても構わないから、もう俺らに顔見せんな」

言いたい事言いまくって追い出した後、母と妹と一緒に泣いた。
冷静なような感覚と体が震えるような怒りとかでぐちゃぐちゃだった。
その後、俺らの学校で待ち伏せしたりして妹が不安定になったので弁護士入れて絶縁。
思い出すと殺したくなるし、血の繋がりが気持ち悪くて死にたくなる。

一応、補足かな。

母とばばあは仲良くなかったのは確か。
そもそも、父は小学校から高校までじじいの妹(父の叔母)に預けられていて、色々と世話してくれた叔母の悪口を言いまくるばばあに父は辟易、大学卒業後は疎遠に。
俺が聞いた事がある2人が交わした言葉は「ああ」「いや」の2つだけ。
難しい時期に世話丸投げしたくせに跡取りとかうるさいばばあと母だけが仲良くなる訳はない。
墓もばばあが「姑と一緒に入りたくない」と代々の墓を捨てたからなかった。
(じじいの妹がお寺さんに謝り倒して、なんとか守れたらしいけど)
そんな奴が本当に墓にこだわる訳ないし。
ばばあは立派な墓を建てろなんて言ったのではなく、「墓代300万渡したのに何もしないなら300万返せ」なで貰ってない物は返せない。
自分たちがいっぱいいっぱいで墓が後回しになったのは認めるけど、建てる気がなかった訳ではないし、実際落ち着いてから探して良い所に建てた。

父の保険については、父の兄弟(4人兄弟)が自分たちも知らない内に保険掛けられてるのか問い詰め、本人には一切無断で息子たち4人全員のを契約した事を自白。
先日、じじいが末期ガンに侵されて長くないと分かった時にばばあがした事は、ふらふらなじじいを弁護士事務所に連れて行き、俺らに遺産が行かない遺言を書かせる事。
慰留分請求って嫌がらせも可能だけど、会いたくないから放棄するつもり。
ばばあが癌だったら良かったのにとすぐに思った自分は歪んでる。
あ、ちと頭に血が昇ってて一番大切な事を書き忘れた。

励まして下さった方々、ありがとうございます。
家族は色々ありましたが、今はそれぞれ幸せだと思ってます。
思い出すとぐわーっとなるけど、ちゃんと今まで歩めて来てます。
連絡来て気持ち悪くては吐き出した話ですみませんでした。

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