本当にあった復讐の話

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【296話】ガソリン泥棒

ガソリンとか砂糖で思い出したので、復讐とはちょっと違うかもしれないけど。
俺はもう凄い田舎に住んでるんだけど、数年前のガソリン高騰時に町の至る所で
農作業用のガソリンタンクに入ってるガソリンが数百リッター単位で盗まれるようになって
1回2回ならまだしも至る所で数十回以上もやられているようで、
どうにか手は無いかなって被害者らで集まって話し合ってた時に。

「昔冷却水を子供にガソリンタンクに入れられてなんぼも走らんうちに
エンストして大変だったんだがこれ使えないか」って話が出て
それならタンクほぼ満タンに水を入れて上っ面の方にガソリン入れて
カモフラージュしておいて置いて罠をしかけようという事で皆実行
そして2週間ぐらいたった時にとうとう犯人が捕まりました。

隣町のDQNらだったみたいで犯行現場から数キロも走らない所でエンスト起こしてたらしく俺が行った時には既にガチムチのおっさんらにやられて顔がボッコボコでした。
そいつに呼ばせた他の犯行仲間も同じく袋叩きにあってました。
俺は怖くて遠巻きに見てましたがかなりえげつないシバキっぷりでした。
そして警察を呼んで事情を話して殴っていたおっさんらも
暴行を自白して一緒に連行されていきました。
結果的に1人残らずあれだけボコボコにされたんだから賠償とかはもういいだろという事でおっさんらの暴行とDQNらの窃盗が相殺という形で落ち着きました。
ざまみろスッキリと言う気持ちもあるけど普段は仏のように優しいおっさん達の
阿修羅の如き鉄拳制裁に若干のトラウマを植えつけられた一件でした。

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