本当にあった復讐の話

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【283話】駄目な母親

それでは
人によっては多少不快になるかもしれない話。
うちの母親は俺が中学2年くらいの時に急に出ていった。
浮気の末、離婚届に自分の名前だけ書いて荷物もって消えた。
仕事人間とまではいかないが、帰りが遅く、まじめで寡黙な親父に飽き飽きしていたらしい。
それ以降親父は酒浸りになるし、時には暴力もふるわれるようになった。
それから紆余曲折あって、大学3年の時に酒が原因で肝臓をやった親父が他界。
多少の遺産と、保険のおかげで何とか大学は卒業。
幸い小さいが、面倒見のよい就職先も見つかった。
(これも親戚の間でずいぶん人間不信になるようなことがあったが、まあ別の話w)
で、何年か前、携帯にしらん番号から電話。
どこできいたのか母親からだった。
今更なんの用かとおもったら、どうやら浮気相手(夫)が死んだらしい。
(あとで聞いた話によると、浮気相手も不倫でその関係で親族から縁切られてたらし、ざまぁw)

なんだかんだ理由をつけてたが、ようするに養ってほしいらしい。
いろんなことがフラッシュバックして、正直はらわたが煮えくりかえった。
自覚してなかったけど、母親に対する憎しみがあったことに気がついた。

もうそうなったら止まらない。俺、復讐を決意。
たびたびかかってくる電話に吐き気を覚えながら対応。
さも面倒は自分が見る、みたいな態度をとった。
で、電話じゃらちがあかないってんで、実際に会うことに。

母親の写真やらなんやらは親父がすべて処分していたので、俺はもう顔すら覚えていない。
はじめて(気分的に)みた母親は、まあ年齢的にはきれいな方だった。
つばを吐きかけたい気持ちを必死に押さえて話を聞く。
曰く、
今高校生の息子(腹違いの弟)がいて、大変優秀だけどお金がなくて進学させてあげられない。
お父さんが悪かった。
ちなみに謝罪は一切なし。
ひたすら自分かわいそう!みたいな話を延々聞かされる。
あなたのことは一日たりとも忘れたことがなかった。立派になっていてくれてうれしい。
これからは親子三人で暮らそう
↑この変でいい加減我慢の限界。
コップの水ぶっかけて、呆然とする母親を相手に俺のターン。
「今更どの面下げて会いに来た」
「おまえみたいな股の緩い女に息子と呼ばれたくない」
「おまえも息子もどうなろうがしったこっちゃない、勝手にのたれ氏ね」
そのほかにも覚えてないが、ひたすら思いつくだけの罵詈雑言を並べたと思う。

最終的に「二度と連絡してくるな、せいぜい苦しんで後悔しながら氏ね(漫画の受け売りw)」
と、言い捨てて万札を机にたたきつけて帰ってきた。(この辺も全部受け売り)
周りからものすごい目で見られてたと思うが、まったく後悔はしていない。
速攻で携帯変えて、それでも連絡がくることを考えて職場にも恥を承知でうちあけた。
(何度か会社に電話がかかってきたが、全部俺まで通じたことない。会社の人テラいい人)
で、そのときいろいろと支えになってくれた事務の女の子と結婚する運びになった。
なので、事情を義父母に改めて説明。

正直いやがられると思ってたが、義父母(まだだけどw)テラいい人。
義母なんて涙目で「私たちを親と思ってくれていい」なんて話までしてくれた。
恥ずかしいけどすげーないた。
一生妻と家族を守っていきたいと思った。
婿入り結婚式の日取りが決まったので、カキコ。

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