【280話】ハッカ油
記念カキコ彼女を泣かせた男に復讐した
当時俺には彼女が居たんだけど物凄くモテた
礼儀正しくて性格は穏やかだけど分別があって芯がしっかりしてる
顔も目を引く美人ではないけど清楚で普通に可愛い
実家もお金持ちで人当たりも良い
そんなできた女の子でした
そんなわけで当然彼女はモテた
俺は色付けても雰囲気イケメン未満
当然友達からは弄られたし、先輩に嫌味を言われた
いじられキャラだったから気にせず彼氏彼女を謳歌してた
でそんな自慢の彼女だったんだけど一つだけ不満があって
俺と付き合うようになってからも彼女は呼び出されててその呼び出しに応えてた
俺は嫌だったけど、結局俺が近くで待つってことで折れた
ある日彼女を待ってたら彼女が走ってきた
いつも静かに歩いてくるのに走ってくる
おかしいと思ったら告ったAが追いかけてきた
後から知ったんだけどソイツはナル・人を見下す・噂を流すようなクズ男
で俺の悪口や自分の良さを彼女に延々語るわけ
彼女は何も言わない
やっぱりおかしいと思ったら
「俺(A)とキスしたくせに彼氏(俺)と仲良く出来る神経がおかしい」
ってほざいて彼女は泣き始めた
彼女が不誠実なことをしないって信じたしどうせAが無理やりだと分かった
思いっきりAを殴って、泣き止んだ彼女を家まで送り届けた
次の日学校に行ったら案の定生徒指導に呼び出された
Aが診断書やら謝罪やら言ったけど無視
結局一週間の自宅謹慎(停学は担任が止めてくれたらしい)になった
二週間の謹慎も解けたのにAは俺に何かと突っかかるようになった
反省しないし何より彼女を泣かせた罪は重いので復讐を決意
修学旅行で復讐することに
修学旅行初日の夜
風呂の時間サウナと隣接する水風呂にいって桶を二つだけにして
桶の一つに持ってきたハッカ油を大量に投下
Aに聞こえるようにサウナに行くと友達に言ってサウナに入った
すると案の定Aが入って嫌味や悪口を受け流して十分弱で脱出
ハッカ油なしの桶を後で取って身体を冷やしていると
隣でAが寒い寒いと言いながら震えだす
終いには青ざめながら風呂場から出ていき、戻っていき結局旅行が終わるまで
Aの姿を見ることはありませんでした
話を聞くと先生に看護されて食事までは元気・アルコール臭
というわけで不審に思った先生が部屋捜索、お酒発見、部屋に軟禁
上記の流れで結局調子に乗ったAが酔って体調を崩した
と結論に至ったようです
結局Aは修学旅行中は軟禁、旅行後は一気に素行が悪くなったみたいです
また先の件が響いて推薦してもらえず、浪人になったそうです
予想外の結果になったけど旅行は潰せたし
反省文を書かせることにも成功したので
自分的には満足な結果です
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