本当にあった復讐の話

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【272話】「あー、こいつはな!死ぬと思ってたよ。頭も悪かったしな。まあ淘汰だ淘汰。HAHAHA」

中学時代のクラスに、一人貧乏な家の子がいた。
背が一番低い(男子なのに150センチ台)で明るいムードメイカー的な役割の少年だった。
そんな彼の成績は最下位に近く、水産高校すら落ちてしまった。
彼は中卒で働き始めたが、30になる前に栄養失調で死んでしまった(食うや食わずだったらしい)
あだ名がチョビ助だった彼の家は荒れていて、酒乱&DV&無職の分かりやすいダメ親父とバタードウーマンのお母さん。
彼はその二人に仕送りしつつ働いていたが、とうとうダメになったらしい。
修羅場が起きたのは彼の葬式。
担任教師は社会科担当だったが、受験前にチョビ助に「お前も頑張れ!先生は応援してるぞ!」みたいに分かりやすい激励をしていた(修造みたいな)
当時から「点数稼ぎ」とヒソヒソ生徒に言われていた。
あたかも味方のように装いながら、上からの心象をよくするために成績の悪いチョビ助の「相談にのるいい教師」を演じていた。
彼はチョビ助の葬式で
「あー、こいつはな!死ぬと思ってたよ。頭も悪かったしな。まあ淘汰だ淘汰。HAHAHA」
と言った。
チョビの親父はいつも彼を殴ったり怒鳴ったりだったので葬式でも酒のんで平然としていた。

お母さんも言い返さないでいたけど、そこにいたクラスメイトたちが元先生に殴りかかって大騒ぎ。
葬儀会社の人が止めに入ったりで大変なことになった。
おそらく私が小学校~大学で出会った教師の中で最も最低な人だったと思う。
葬式で修羅場って意外に多いね。

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