本当にあった復讐の話

復讐の話をまとめたサイトです

【237話】「自分も同じ事をしているからなのかな」

(※編注:ウトメ…舅(ウト)と姑(トメ)のこと。 コトメ…小姑のこと。配偶者の姉または妹。)
私とコトメは大学で同じサークルだった。
夫と出会ったのはそれとは関係なく全くの別口でびっくりした。
元々親しくなかったこともあり、ブラコンのコトメは影に日向にネチネチ私をいびっていた。
夫は〆てくれたけど、ウトメは「清楚で知的なコトメ姫☆」なので無理。
まあ別居だし我慢してた。
ある時、元サークル仲間で公認のカップルが結婚真近に破局した。
男性側は高給取りで誠実、女性側は母性あふれる理想の嫁さんタイプ。
最初は男性側のマリッジブルーが原因だって噂が流れて、周りがなんとかとりなそうとしてた。
詳しい理由も言わず頑として女性と会おうとしない男性を責める人も出だした頃、女性の浮気が原因だった事が分かった。
しかも乱・売系。
で、この騒ぎでひたすら女性側に立ち男性を責め、煽り続けたのがコトメ。
しかしその女性がビッチなのは女子の間では有名だったそうだ(私は知らなかった)。
全てが露見してもまだ男性の悪評をばら撒くコトメグループ。
なので、ふと思いたち、サークルの中心メンバー達に、
「あんなに庇うのは、自分も同じ事をしているからなのかな」
と呟いてみた

噂が広まるのは早かった。
コトメグループには元学内カップルで婚約している女性がいたが、その人が婚約解消された。
そこから騒ぎが大きくなり、義実家の耳にも入った。
コトメは一生懸命、違う、私は関係ないと言っていたけど、最初に破局した女性もそう良い続けていたから、中々信じて貰えない。
そもそも、

最初の男性が真面目で、それを逆手にとった女性が乱交趣味、結婚直前にばれて破局、
男性が真実を話さないでいてくれるのを良い事に女性は男性の悪評をばら撒く、
そして真実を知りながら必要以上に女性側に立ち、男性の器が小さいと大声あげたコトメ達、

という非常に納得しやすい構図があったため、展開も早かった。
幸いコトメは彼氏がいないからそういうイザコザは無かったけど、義実家は凄くピリピリするようになった。
コトメ姫☆はいなくなり、ウトメは厳しく管理するようになった。
その結果、私へのいびりも、やんちゃ☆ではなくいびりとして処理してくれるようになった。
かれこれ数年前の話だけど、未だにコトメはウトメの信頼を回復出来ていない。
その間にこっちに子供が産まれたので、初孫フィーバーで義実家から完全にコトメ姫は消滅した。
そして私は我慢してきた成果が実り、ウトメから信頼を得ている。

でも、コトメが本当にビッチだったかどうかは知らないよ。
もしかしたら処女かもわからんね。

【236話】 【238話】


メールフォーム

何かございましたらメールフォームからご連絡下さい。

PR

ページのトップへ戻る